キャットトンネルからこんにちは。
「猫ムーチ」です。
懸賞でキャットトンネルが当たりました。
遊び道具が増えてご機嫌です。
今週はご主人様と奥様は「エッシャー」を見に行ったようです。
渋谷はBunkamuraザ・ミュージアムで開催中の「スーパーエッシャー展」です。
エッシャーって言うと・・・そうですねぇ・・・だまし絵で有名な人?でしょうか。
こんな絵ですよ。ご存知ですね。私もこんな感じでしか知りませんでした・・・
こんな絵ばっかりかと思ったら、エッシャーさんてスゴイですよ。
いろんな絵を描いておりますが、版画家なんですね。
自画像なんてのもありまして、鏡に映した自分を書いてあるものも・・・足まで描かれている自画像って珍しいです。
若きエッシャーに影響を与えたのはイタリア旅行。
ひたすら平坦な土地オランダに生まれ、生活していたエッシャーはイタリアの風景に非常に感銘を受けたとか・・・山があったり、切り立った崖があったり、立体的な風景に・・・
で、毎年イタリアに旅行し更にはローマに住み、記憶を元に風景画を描いていたそうな・・・
しかし、ムッソリーニのファシズムに呑み込まれイタリア国外に避難することになって・・・
居場所を失った彼は「もう描くことは何もない・・・」とまで・・・
その後訪れたスペインのアルハンブラ宮殿でイスラム教独特のタイルとかにある幾何学模様に出会うのです。
そのモザイク模様に用いられていた平面の正則分割にエッシャーは大いに興味をそそられたんですね。
「8つの頭」なんて作品・・・個々の頭部の輪郭が他の頭部の輪郭の一部になっている。4人の女性の頭と4人の男性の頭がパズルのピースのようにぴったり合わさって。そのうち半分は上下逆さ。
こんなの一面に広がるんです。
すごく緻密な計算の元に描かれているんですよ。
と、まぁ、素人の私の解説なんかより、ぜひぜひ見に行かれることをオススメいたします。
ほんと、面白いですよ。